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ちょこっとタメになる独り言

特別養子縁組という制度がある

古泉智浩さんという漫画家がいます。

 

筆者は大学生の頃、サブカル論から社会を見つめるみたいな授業がきっかけで馬鹿みたいにサブカルチャーを信仰していていました。目にとまる売れ線ではない漫画を手当たり次第読んでは、何となく賢くなったつもりになっていた時期でした。(誰にでもそういう時期ってありますよね?)

 

そこで、古泉智浩さんの「ジンバルロック」や「チェリーボーイズ」という作品に出会いました。

 

どちらの漫画も「モテナイ高校生、モテナイ青年」のアルアルを取り上げた漫画なのですが、当時の筆者の心にドンピシャくるものがあり、おかしくておかしくてたまりませんでした。今読んだらどういう気持ちになるのかは分かりませんが、あの有名な「稲中卓球部」の高校生バージョンと青年バージョンだといえば何となくどういう漫画かはイメージしてもらえるのではないでしょうか・・・。

 

 

しかし、本日記事にしたいのはそんな当時の古泉さんの面白い漫画の話ではありません。

 

今現在の古泉さんの漫画は当時のものとは全く趣向が異なっていて、2015年と2017年に出版された「うちの子になりなよ」は、「特別養子縁組」という大きな人生の選択をされた作者自身の体験をもとにしたエッセー漫画です。

 

[特別養子縁組]

 

・実親の同意(例外あり)

・養親の年齢(どちらかが25歳以上かつ相手が20歳以上でも可)

・養子の年齢が15歳未満

・半年間の監護

上記の内容で家庭裁判所が認めた場合、特別養子縁組が成立。

実の子と同じ親子関係を結ぶことができます。

 

 

近年の晩婚化のせいなのか、生理痛を抑えるためにピルを常用している女性が増加しているからなのかは分からないですが、筆者の周りには不妊に悩んでいる、または治療をしている(いた)女性が多いように思います。「特別養子縁組」という制度は簡単に利用できるような話ではないのですが、「特別養子縁組」という制度があるということを知らない方も多いと思い記事にしました。

 

先日、3歳の娘を9日間放置して衰弱死させた26歳の女性の裁判が行われました。私はジャーナリストではないので、この事件の真相などネットに落ちている情報以上に知る由もないのですが、1つ思うことは「知っていること」で変わる未来もあるのではないかということです。この女性がどのような理由で3歳の娘を放置したのかは知りませんが、この女性にとっても3歳の娘にとっても、もっと他の未来はあったと思うのです。

 

最近では、TBSの久保田智子さんが特別養子縁組で女の子を迎え入れたことを自身のTwitterで公表していましたね。(ただ、繰り返しますが筆者は特別養子縁組を勧めている訳ではありません。ただ、そういう制度があるということも知っておいて欲しいと思うのです。)

 

youtubeにも「特別養子縁組」と打ち込めば、実際に子供を受け入れた養親のドキュメンタリーがいくつか掲載されています。

 

特別養子縁組を斡旋しているNPO法人も多数あります。

 

古泉さんの「うちの子になりなよ」もリアルなエッセーなのでこちらもお勧めです。

 

関心のある方は是非見てみてください。

 

 

今日はここまで!!

またね!!