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ちょこっとタメになる独り言

男を磨け!ダンディズムの真髄をハードボイルドに見るの巻

世の中にはハードボイルドというジャンルが存在する。ストーリー展開よりも男性的な格好良さ、渋さを全面に押し出した作品を表現する言葉だ。北方謙三氏、大沢在昌氏、馳星周氏あたりのビッグネームの作品を数冊読んだばかりだが、とにかく主人公が男性フェロモンをこれでもかと言わんばかりに振りまき、ヒロインの瞳はいつのまにかハートマークになっているというのがお決まりのパターンのようである。

 

そう、ヒロインはいつも主人公にメロメロなのだ。そこで女性とは縁の遠い筆者はこのハードボイルドから幾ばくか女性を魅了するヒントを得ることが出来るのではないかと思い立ったのである。

 

早速本棚を漁るが、ハードボイルドとは真逆の生活を送る筆者の手元にそれらしき本ない。なんとかハードボイルドの基準を3段階くらい緩めたところに村上春樹氏の小説があった。賛否両論はあるだろうが、「風の歌を聴け」はぎりぎりハードボイルドという独自判定を下して本日はここからダンディズムを学ぼうと思う。

 

 

ダンディレベル1・・・渋い・クールな返し

 

「私が間違っていたと思う?」に対する回答

「はっきり言って、みんなまちがっているのさ」

普通に格好良い。酒を飲みながらサラっと言えたらポイント高し。ただ、自分が原因で起こった喧嘩の最中にこれを言ったらもう収拾不可能。

 

 

小銭を貸してあげた女性から感謝されたときの回答

「構いませんよ。おかげでずいぶん体が軽くなった」

今の時代、小銭が必要になることは稀であるが、この精神が大切。「ありがとう」と言われたときは「感謝するのはこちらの方だ」の精神で返すこと。

 

 

「ねぇ、私っていくつに見える?」といわれたときの回答

「28」

「うそつきね」

「26」

定番と言えば定番。しかし、何事も基本が大切。「28」はアレンジ可。やり過ぎは逆効果。

 

 

食事に誘うが断られたときの回答

「僕も食事は一人で食べるのが好きだけど、たまには習慣を変えてみたいんだ」

まぁ、一発逆転の可能性はありそう。しかし、下手をすれば余計嫌われる可能性もあるので慎重に。

 

 

相談したいけれど相談することをためらっている女性に対しての回答

「話した方がいい。第一にどうせ誰かに話すことになるんだし、第二に僕ならそのことについて誰にも話さない」

本当に女性が相談したいことがあるのかどうかの判別がめちゃくちゃ重要。そこを見誤るとただ自分が相手の悩みのタネになるだけ。

 

 

相手に直感は鋭いかと聞かれたときの回答

「鋭くないけど、あればいいなと思う。女の子と寝るときに使えるかもしれない」

・・・格好良いかもしれないけど、ただのセクハラか・・・。

 

 

ダンディレベル2・・・はまればウケル!?ちょっとヤバい返し

 

不満を述べる女性に対しての回答

「人間は生まれつき不公平に作られている。ジョン・F・ケネディの言葉さ」

ジョン・F・ケネディ!?今の時代に?具体的にいつそんなこといったの?など突っ込まれたら爆死。

 

 

あのときはごめんなさいと謝られたときの回答

「僕のことなら気にしなくていい。それでも気になるなら公園に行って鳩に豆でもまいてくれ」

これを言われた女性は「うん。」と返すのが限界か。ノリの良い女性なら男性のハードボイルドの世界に少し付き合ってくれるかも。

 

 

ダンディレベル3・・・くさやの効果?もしかしたら相手の病みつきになるかも

 

○○な女性に会ったことはあるかと聞かれたときの回答

「いいえ。でも、神経痛の牛には会ったことがある」

爆笑かどん引きかの2者択一。どん引きがやや優勢か。

 

 

悩んでいる女性に対しての回答

「誰だって何かを抱えて生きているんだよ。そんなとき、僕はシェービングクリームの缶を握って泣くんだ」

言われた相手の頭は「?」で一杯に。もしかしたらその悩みも吹っ飛ぶかも。

 

 

動物が好きという女性に対する回答

「インドのバガルプールにいた豹は3年間に350人を食い殺した。そして豹退治に出向いたイギリス人のジム・コルベット大佐はその豹も含めて8年間に125頭の豹を撃ち殺した。それでも動物が好き?」

嫌われるわ!!

 

 

ダンディレベルMAX・・・ダンディすぎてもう理解不能

 

本当のことを聞きたいかときかれたときの回答

「去年、牛の解剖をしたんだ。腹を割いてみると胃の中には一掴みの草しか入っていなかった。僕はその草をビニール袋に入れて持ち帰り、机の上に置いた。それで、何かいやなことがある度に草の固まりを見てこんな風に考えるんだ。なぜ、牛はこんなまずそうで惨めなものを何度も何度も大事そうに反芻して食べるんだろうってね」

めちゃかっこいいことを言っていることは認める。認めるが長い。たぶん、「僕はその草を」あたりで、「何言っているの?」の突っ込みを食らって終了、微妙な雰囲気になること必死。

 

 

まとめ

 

如何だっただろうか。こうやって文字に起こすとハードボイルドの世界を現実に持ち込むことも不可能とは言い切れない。何事もトライの精神が肝要かと。女性との関係を築く際の参考にしてもらえたら幸いだ。

 

 

では、今日はここまで。

またね!!