英語の時間と休み時間

ちょこっとタメになる独り言

Take A to B 私をスキーに連れて行って

本日は冬期講習の初日でした。中学生の長文問題に[take A to B] を使った英文が2つ出てきました。

 

A man found a wallet on the street and took it to a polioce station.

男は道端で財布を見つけ、それを警察署まで届けた

 

My host family takes me to many places by car on weekends.

私のホストファミリーは週末に車で私を色々なところに連れて行ってくれる。

 

[Take A to B] 「AをBに連れて行く(持っていく)」です。

 

この英文を紹介したのは、生徒の多くがこの表現を知らなかったからです。(僕の塾の生徒だけですか?)

 

そんなに難しい表現ではないのですが、私が子どもの頃にCMで流行ったキャッチコピー「私をスキーに連れて行って」はどう表現するのかな、などと授業後に何となく考えてしまいました。

 

このBに入るのは場所です。ですから、タイトルにある「私をスキーに連れて行って」を書くのであれば、[Please take me to a skiing resort.] のようにしなければならないということですね。

したがって、通じるとは思いますが [Please take me to skiing.] は違和感があるということです。

 

でも、「私をスキーに連れて行って」で [Please take me to a skiing resort.] は何となくしっくりこないとも思いますねw

 

じつは、「私をスキーに連れて行って」は [Please take me skiing.] で表現できます。ただ、これは AをBに連れて行くという意味の[take A B] という [take] の使い方があるわけではありません。あくまでも例外的な使い方と考えた方が良いと思います。

 

考え方としては以下のように説明できるかもしれません。

 

You took me to my house yesterday.

あなたは、昨日私を家まで連れて行ってくれました。

 

to house は副詞のhome 一語で言い換えることが出来ます。

したがって、上記の文は

 

You took me home yesterday.

 

と言い換えることが出来ます。

 

この発想で考えて

[Please take me skiing.] が成立しているのかもしれません。

 

正直よくわかりません・・・。

 

しかし、あまり難しいことは考えずに[take A to B] の例外的な発想で[Please take me skiing.] が言えるということです。

 

[take A to B] のような基本的な言い回しも深く突き詰めると結構難しい話になりますね。しかし、個人的な考えですが、言葉は数学や科学ではないから全てが公式通りになるわけではないと柔軟に考え、「そういうもの」と受け入れて慣れることも重要かなと思います。

 

[take me skiing.] [take me fishing.] [take me shopping.] こんな言い方が細かい理屈は分からないけれど成立するのです。

 

「習うより慣れろ」といったら身も蓋もないですが、「言葉の成り立ちってそういうものやん!」とある芸人がネタ中に連発していたこの言葉で今日のブログを終わらせたいと思います。

 

取り留めの無い話で申し訳ございません・・・。

 

ではでは、今日はここまで!!

またね!!

 

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