英語の時間と休み時間

ちょこっとタメになる独り言

黙ったら負けよあっぷっぷ。英語で困った時のcheat教えます

今日の授業で中学1年生の子が「副詞の位置」について筆者に噛みついてきた。英文法における副詞は日本語のそれとは全く違う。文の構成要素にならない副詞はその設置される場所においてもかなりの自由が許されているのだ。だから、[I played baseball yesterday.] を [Yesterday, I played baseball.] と言っても通じるし、なんなら [I yesterday played baseball.] といっても勿論お勧めはしないが理解してもらえる。ところが、そのような話をしたところ中学1年生の子は「正しい英語はどれですか」と突っ込んできた。筆者は[I played baseball yesterday.] と書いておけばテストでは○をもらえるよと答えた上で「言葉に正しいも正しくないもないんだよ。みんな自由に話していいんだよ」とメッチャ大切なことをモッサ熱量込めて伝えた。「へぇ」と間の抜けた声を出さんばかりのポカン顔をされた。言葉は自分の意図したようにはなかなか相手に届かないものだ。

 

本日のブログで言いたいことは「間違った英語でも正しく伝われば正義!!」だということ。黙られたら相手も困るだろうし、困られるだけならまだしもそれを逆手にとって流暢な英語でシドロモドロしている日本人を丸めこもうとしてくる輩もいる。身振り手振りを交えてでも、声が大きめになり文法めちゃくちゃになろうとも、伝えようという気持ちを前面に出して立ち向かっていかなければならない。

 

とはいっても、どう言っていいか分からないから黙っている状況の人に、「とにかく話せばいいんだ!」「話さなければならないんだ!」というのは9回2アウト満塁で青ざめているバッターに「ホームランを打て!」のサインを出すのと同じくらい理不尽だ。

 

そこで筆者がお勧めする[cheat = ズル] (文脈によっては「浮気」)を紹介しようと思う。まったく正しくない英語だが、通じる英語だ。

 

[give] と [get] を「名詞」と絡ませる方法だ。

 

「名詞」を[give] に乗せて相手に投げる。「名詞」を[get] に乗せて受け取る。この感覚を身につけるだけで英会話はかなり楽になる。

 

たとえば、「昨日、covidのワクチン打ってきたよ」と言いたいときに、きっと多くの方が「ワクチンを打つ」の「打つ」の部分で止まってしまうのだと思う。しかし、先述したように「ワクチンという名詞」を受け取っている感覚で[get vaccine]と言えば十分通じる。もちろん正しくは[get vaccinated] だが、多分誰も何も言わないと思う。

 

筆者の友人もそこらへんの細かいミスは全てスルーしてくる。先日筆者が「I bought the foot spa yesterday.] というべきところを[I fought the foot spa yesterday.] といっても何一つ指摘されなかったのにはさすがに驚いたが、それに比べればである。

 

この[give] [get] を名詞に絡ませればかなりのケースが補える。変な英語だねなんて笑う外国人がいたら「あっ、伝わっているんだ」と喜んでしまえば良い。

 

「腹いてえ」→ I got a stomachache.

「だまされた」 → I got a lie.

「かゆい」 → I got an itch.

「電話が鳴る」→ I got a phone call.

 

「あいつを困らせてやったぜ」 → I gave a hard time to him. 

「新宿の街を案内するよ」 → I will give the street information around Shinjuku.

「駅まで車で乗せて行ってあげるよ」 → I will give the ride to the station.

 

当然、上記に述べた文章は奇妙極まりない英文です。しかし、身振り手振りを交え、さらにそのときの状況及び文脈を考えれば絶対相手に伝わる。

 

正しくなくてもいい!!伝わればいい!!受験指導では絶対に口が裂けても教えられないcheatな話。あとは練習あるのみです。内角を狙いえぐるようにして打つべし!打つべし!

 

では、今日はここまで!!

またね!!